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最近、『外奎章閣図書』など国外に不法搬出された我が文化財が回収され、我が文化財の回収活動に対する関心が高まりつつあり ます。慶尚北道地域は韓国の精神的文化の根強い場所であり、このため海外に搬出された文化財が特に多い地域でもあります。 従って、海外搬出文化財を取り戻すことは失った我が精神文化を回復することでもあります。
(社)我が文化財探し運動本部はまさに文化主権回復のため、 何よりもこのための汎道民運動の展開を目的に誕生 しました。
文化主権回復のための「(社)我が文化財探し運動本部」の設立をとても意味深いものと思い、文化の世紀を生きている我々が果たして大切な文化遺産を守るための努力をしてきたのだろうかと省みる機会となることを望む。
先祖の魂が絶えず生き続ける我々の文化遺産が壬辰倭亂と朝鮮末期列強の侵奪、大日本帝国の韓国併合などを経て、不法な強圧的略奪をされたまま長い月日が流れたが、未だに元の場所に戻すことができてない現実を恥と思いながら、反省と共に新たな決意を固めている。
有無を言わせずに我が大切な文化遺産を取り戻すことは一刻の猶予もない大事であることを胸に刻み、今からでも我が文化財探し運動を通じて文化民族としての使命とその役目を果たすべきである。
我々は「(社)我が文化財探し運動本部」の発足にあたり、海外搬出文化財探し運動を文化主権の回復というレベルで汎国民運動に昇華させ、慶尚北道の魂とアイデンティティを確立し、ひいては大韓民国の希望に満ちた未来を開放するための試金石となることを願う。
出遅れた感もあるが、このような国民的な希望を掲げ、民族の精気を取り戻すため、 伽倻、新羅、儒教、仏教などの華々しい文化を開花させてきた我が地域が汎国民的文化財探し運動の先駆けとなることで各界各層の積極的な関心と参加を促し「(社)我が文化財探し運動本部」の設立を世の中に闡明していく。
2011年6月1日
社団法人我が文化財探し運動本部発起人